除草剤・薬剤散布ドローンの価格｜用途に合わせた機能も紹介

ホーム » コラム一覧 » 除草剤・薬剤散布ドローンの価格｜用途に合わせた機能も紹介

薬剤散布ドローン価格とは？除草剤散布に最適な機種選びを解説

薬剤散布ドローン導入で、除草作業の効率化とコスト削減を実現しませんか？

広大な農地での除草作業は、時間と労力がかかり大変ですよね。特に人手不足が深刻化する昨今、効率的な作業方法の模索は農業経営における重要な課題となっています。もし、これらの負担を軽減し、収益向上につなげたいと考えているなら、薬剤散布ドローンの導入は有力な選択肢となるでしょう。

この記事では、薬剤・除草剤散布ドローンの価格相場や、用途にあわせた機種選びのポイント、導入時に必要な法規制や資格など、知っておくべき情報を網羅的に解説します。価格帯別の機能比較や、粒剤・噴霧器の種類といった専門的な知識も分かりやすく説明していますので、ドローン導入を検討中の方にとって必見の内容です。

最適な薬剤散布ドローンを選定し、スマート農業への第一歩を踏み出しましょう。

薬剤・除草剤散布ドローンの価格相場

薬剤・除草剤散布ドローンの価格は、機種の性能や搭載機能によって大きく変動します。おおよその価格帯を把握し、導入を検討する際の参考にしてください。

価格帯	特徴
200万円以上	高性能、大型、精密農業向け
100～200万円	中型、高効率散布
50～100万円	小型、手軽に導入可能

上記はあくまでも参考価格であり、販売店や時期によって変動する可能性があります。

さらに、ドローン本体以外にも、バッテリー、充電器、散布装置などの周辺機器が必要となります。これらの費用も考慮に入れておきましょう。

また、導入後のメンテナンス費用や、万が一の故障に備えた保険加入も検討しておくと良いでしょう。さらに、ドローンの操縦には一定の技術が必要となるため、講習費用や練習時間も考慮に入れる必要があります。初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮して予算を立てることが重要です。

除草剤散布で防除作業の効率を高めるドローンの選び方

除草剤散布ドローンを選ぶ際には、使用する除草剤の種類（粒剤・液体）に合わせた散布方式（粒剤散布・噴霧散布）に対応した機種を選ぶ必要があります。

ドローンによって搭載できるタンクや散布装置の種類が異なるため、使用する除草剤の種類に合わせて適切な機種を選択しましょう。

特に、散布する圃場の面積や形状、作物の種類、周辺環境などを考慮して、最適な散布幅やタンク容量を持つドローンを選ぶことが重要です。

粒剤

粒剤散布に適したドローンは、ホッパーの形状や容量、散布機構など、機種によって様々な特徴があります。適切な機種を選ぶことで、散布ムラを抑え、効率的な防除作業を実現できます。

粒剤散布ドローンの価格帯は、数十万円から数百万円程度までと幅広くなっています。価格の違いは、搭載できる粒剤の容量や散布幅、飛行時間、自動航行機能の有無といった機能の差に起因します。

例えば、比較的小規模な圃場に適した容量10kg程度の機種であれば、数十万円から購入できるものもあります。一方、大規模な圃場で使用することを想定した、より大型で高性能な機種になると、数百万円程度まで価格が上がります。

また、RTK-GNSS（リアルタイムキネマティック全地球航法衛星システム）といった高精度な位置情報システムを搭載した機種は、より正確な散布を可能にするため、価格が高くなる傾向にあります。

以下に、粒剤散布ドローンの価格帯と主な特徴をまとめた表を示します。

価格帯	主な特徴	適用圃場
数十万円	粒剤容量10kg程度、手動／自動航行	比較的小規模な圃場
百万円台	粒剤容量20kg以上、自動航行、障害物検知	中～大規模な圃場
数百万円	粒剤容量30kg以上、高精度な位置情報システム、高度な自動航行機能	大規模な圃場

最適な機種を選ぶためには、圃場の規模や形状、散布する粒剤の種類、予算などを考慮することが重要です。販売業者に相談し、自らのニーズに合った機種を選定しましょう。

噴霧器

農薬散布ドローンにおいて、噴霧器の種類も散布効率に大きく関わってきます。ここでは、代表的な噴霧器の種類と特徴について解説します。なお、ドリフトとは、農薬散布時に散布対象の作物以外に農薬が飛散することを指します。

噴霧器の種類	特徴	適している農薬
ロータリーアトマイザー	噴霧粒子が細かく、ドリフトしにくい	水溶性農薬、液剤
ノズル式噴霧器	シンプルな構造で低コスト。噴霧粒子が粗く、ドリフトしやすい	粒剤、粉剤
エアアシスト式噴霧器	空気イオンを利用して噴霧するため、葉の裏側まで薬剤が届きやすい	液剤、水和剤
超微量散布噴霧器	少量の薬剤で効率的に散布できる	液剤

ドローンに搭載する噴霧器を選ぶ際には、使用する農薬の種類や散布対象の作物の特性を考慮することが重要です。

最適な噴霧器を選ぶことで、農薬の散布ムラを抑え、効果的な防除作業を実現できます。

薬剤・除草剤散布ドローンに関する法規制と資格

飛行許可・承認申請

薬剤・除草剤散布ドローンを飛行させるには、航空法に基づいた許可・承認が必要です。無許可で飛行させることは違法となるため、必ず申請手続きを行いましょう。

ドローンを飛行させる空域によって、必要な手続きの種類が異なります。

空域	必要な手続き
人口集中地区の上空	国土交通大臣の許可が必要
空港周辺、150m以上の上空など	国土交通大臣の承認が必要
上記以外（DID以外、空港等から離れた場所）	許可・承認不要（一部例外あり）

人口集中地区とは、おおむねDID（人口集中地区）に指定されている地域を指します。DID区域か否かは、国土地理院のウェブサイトなどで確認できます。

許可・承認の申請は、国土交通省のウェブサイトからオンラインで行うことが可能です。申請には、飛行させるドローンの機体情報、飛行計画、操縦者の情報などが必要となります。また、飛行させる場所の土地所有者や管理者の承諾を得ることも重要です。

飛行許可・承認を受けるためには、一定の期間が必要です。余裕を持って申請手続きを行いましょう。また、許可・承認の有効期限は申請内容によって異なりますので、更新手続きも忘れずに行いましょう。

農薬散布の資格・講習

農薬散布ドローンを安全かつ適切に使用するには、関連法規の理解と必要な資格・講習の受講が不可欠です。無資格での飛行や散布は法律違反となるだけでなく、事故や環境問題にもつながる可能性があります。

農薬散布ドローンを操縦するには、基本的に以下の資格や手続きが必要です。

無人航空機操縦士技能証明（国土交通省認定）
農薬適正使用に関する講習の受講
都道府県知事への防除実施計画の提出
農薬散布用ドローンの機体登録（機体重量100g以上）
無人航空機の飛行許可・承認（該当する場合）

これらに加えて、各ドローンメーカーが独自に実施する講習を受講することも有効です。メーカー講習では、機種ごとの操作方法やメンテナンス方法などを学べます。これらの資格取得や講習受講には費用と時間がかかりますが、安全な運用のためには必須です。

また、最新の法改正や技術動向を常に把握しておくことも重要です。関係省庁や業界団体が提供する情報やセミナーを積極的に活用し、知識と技能をアップデートしましょう。

用途やルールを理解して薬剤・除草剤散布ドローンを導入！

用途にあった機種、機能を備えた本体を購入・レンタルすることはもちろん、薬剤・除草剤散布ドローンを使用するためには、法律やルールを理解して、必要な手続きを踏むことが求められます。

まず、どんなドローンを使えばよいのか迷った時はEFT JAPAN 認定代理店 MAKUW.Incにご相談ください。EFT JAPAN 認定代理店 MAKUW.Incは、ドローンフレームKITから、スプレッダー、粒剤散布タンク、バッテリーや充電器などのドローンパーツまで、農業用ドローンにまつわる商品を豊富に取り揃えています。

また、資格取得の手続きや技術向上のための講習も行っているので、ドローン導入になかなか足を踏み出せずにいる方でも大丈夫です。少しでも興味がある方は、ぜひ一度EFT JAPAN 認定代理店 MAKUW.Incにお問い合わせください。

Zシリーズの農業用ドローンについて詳しく見る

【大阪市天王寺】農薬散布・薬剤散布ドローンに関するコラム

除草剤・薬剤散布ドローンの価格に関するお問い合わせはEFT JAPAN 認定代理店 MAKUW.Inc

会社名	株式会社MAKUW
住所	〒543-0062 大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目2-15
代表電話番号	06-7632-8168
お問い合わせ先メール	info@eft-makuw.jp
Website Url	https://www.eft-makuw.jp
事業内容	ドローンフレーム販売（小売・卸売）ドローン組立、DIPS登録、テスト飛行サポートドローン点検、ドローン車検ドローン操縦技能講習・提携団体紹介農業用ドローンの導入支援産業用ドローンソリューションドローン組立サポート